どうしてもお金が必要だけど貯蓄がない場合、お金を借りる選択肢があります。
お金を借りる=カードローンのイメージもありますが、実はカードローン以外にもいろいろな借り方があります。
お金を借りる時は、自分の属性や目的に合わせた方法を選ぶのが失敗しないコツ。お金を借りられる場所についてピックアップし、あなたに合ったお金の借り方を紹介していきます。
どこからお金を借りたらいいのかわからない人のための教科書として、どこよりも詳しく解説しています。
お金を借りる時知っておきたい基本の借り方
お金借りる時にまず知っておきたいのが、次の3つの借り方です。
- 銀行のローンで借りる
- クレジットカードのキャッシングで借りる
- 消費者金融で借りる
これらの3つは安定した収入がある人なら誰でも借りられる方法です。
担保や保証人がなくてもお金を借りられるので、いざというときに使いやすい借り方でもあります。
銀行でお金を借りる方法!ローンの種類と借り方

お金を借りたいとき、多くの人は最初に銀行からの借り入れを考えます。
全国銀行協会が発表している「銀行カードローンに関する消費者意識調査」をみると、銀行で借りたいと思っている人は全体の20%と最も多い数値です。
消費者金融の5%と比較すると4倍の数値。それだけ多くの人が銀行での借入に安心感を持っているとわかりますね。
銀行でお金を借りる時は、目的に応じて借り方を選べるメリットがあります。
カードローン
フリーローン
住宅ローン
マイカーローン
教育ローン
銀行の中でも自由な用途で借りられるのはカードローンとフリーローンです。
その他、住宅ローンやマイカーローンといった目的別ローンは、借りる用途が決まっています。
借りる銀行によって細かい用途が異なるので注意が必要です。
銀行で自由にお金を借りられるカードローン
- 急にお金が必要になった
- 生活資金が足りないのでお金を借りたい
- 100万円までの少額融資を希望している
こんな人は銀行の「カードローン」を使いましょう。自由な用途で貸出している銀行が多く、少額の借入に向いている借り方です。
ほとんどの銀行が10万円からの借入に対応しています。
お金を借りる上で重要なのが金利です。
銀行カードローンの場合、金利は13~15%に設定されており、自由な用途で使える分、目的別のローンよりは高くなっています。
メガバンクのカードローン(金利と限度額)
銀行名 | 金利(年率) | 限度額 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 1.8~14.6% | 10~500万円 |
三井住友銀行 | 4.0~14.5% | 10~800万円 |
みずほ銀行 | 2.0~14.0% | 10~800万円 |
りそな銀行 | 3.5~13.5% | 10~800万円 |
20万円借りて1年で返済すると、最も金利が低いりそな銀行でも2万7,000円の利息がかかる計算です。
銀行カードローンは口座を開設しなくても借入できるところがほとんど。ただ口座を開設すると金利が引き下げられたり、審査に優遇してもらえたりするところもあります。
たとえば住信SBIネット銀行では、SBI証券の口座を持っていると年0.5%の引き下げを受けられます。
銀行カードローンでのお金の借り方
銀行カードローンでは次のような借り方でお金を借りられます。
- 申し込み
- 本人確認
- 審査
- 借入
銀行でカードローンを利用する場合、カードローンへの申し込みが必要です。
主な申し込み方法は次の3つ。
銀行カードローンの申込方法
- インターネット
- 銀行窓口
- 電話
最も簡単で手続きが簡単なのは、インターネットからの申し込みです。
24時間365日いつでも申し込めて、本人確認書類を写真で撮ってアップロードすれば、それだけで本人確認が完了します。
わざわざコピーする必要がないため、手間も時間もかからないのがメリット。
本人確認では次のような書類が必要となります。
本人確認書類として認められるもの
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
通常はこの中から2~3点の提出を求められます。また50万円以上借りたい場合は、合わせて収入証明書の提出が必要なので注意しましょう。
本人確認の提出が完了すると、審査が始まります。
銀行カードローンの審査で見られるポイントは主に3つ。
- 収入や職業などの属性
- 過去のキャッシングやクレジットカードの利用履歴
- 他社からの借入状況
本人の属性
収入や職業といった属性は、本人に返済する能力があるかをはかるための重要な項目です。
無職や日雇いのバイトなど、収入が安定しない場合、お金を貸しても返せないと判断されて審査に落ちてしまいます。
過去の利用履歴
過去にキャッシングやクレジットカードを利用した経験のある人は、過去の利用履歴も照会されます。
信用情報を管理する全国銀行協会と呼ばれる機関では、キャッシングで延滞がないか、クレジットカードの支払い遅れはないか、など過去にトラブルがなかったかをチェックします。
他社の借入状況
最後に見られるのが他社での借入状況です。消費者金融や他の銀行で借入がある場合、金額や返済状況によっては審査に通してもらえません。
借りている金額が多かったり、完済までの期間が長かったりすると、銀行で借入しても返済できずに途中でパンクしてしまうとみなされるためです。
銀行が定める「銀行法」では原則として貸し出す金額に制限はないものの、返済できない状況では貸してもらえません。
ちなみに消費者金融では「貸金業法(総量規制)」と呼ばれる法律によって年収の3分の1のみしか借入できないと定められています。年収400万円とすると約133万円までしか借りられない計算です。
総量規制ギリギリまで借りている人は銀行のカードローンで審査に通してもらえない可能性があります。
銀行カードローンの審査に通り、借入できると判断された人は、その後ATMからの引き出しや口座振込でお金を借りられます。
まとまった資金が欲しい人は銀行フリーローン
カードローンと同じく自由用途で借りられる銀行のフリーローン。カードローンとの大きな違いは「借入回数」です。
カードローンが何回でも借りたいときに借りられるのに対し、フリーローンは必要なタイミングで1回だけお金を借りられます。
- 海外旅行費用
- 引っ越し資金
- 家電・家具の購入
- 結婚式の費用
- 借金の借り換え
上記のように、まとまった資金が必要なときに利用すると良いでしょう。
繰り返しお金を借りるカードローンと比較すると限度額は低めに設定されており、その分金利も低く借りられるメリットがあります。
メガバンクのカードローンとフリーローン比較
銀行名 | カードローン金利(年率) | フリーローン金利(年率) |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 1.8~14.6% | 取り扱いなし |
三井住友銀行 | 4.0~14.5% | 5.98% |
みずほ銀行 | 2.0~14.0% | 変動金利5.875% 固定金利6.65% |
りそな銀行 | 3.5~13.5% | 6.0~14.0% |
海外旅行の費用として30万円を1年間借りた場合、三井住友銀行なら利息は17,925円の計算です。
繰り返しお金を借りる予定がある人はカードローンへの申し込みをおすすめしますが、イベントやトラブルで1回のみお金を借りたい人はフリーローンを選びましょう。
銀行のフリーローンは借金の借り換えにも適しています。消費者金融だと年利18%程度ですが、銀行フリーローンで借り換えると10%以上おさえられるケースもあります。
フリーローンの借り方はカードローンと同じ。Webから申し込める銀行が多く、口座がなくても申請可能です。
ここまでは自由な用途の借り方を紹介しましたが、銀行では目的別のローンも取り扱っています。
住宅や車の費用、教育資金を借りたい人は、銀行の目的ローンを利用すると、より低金利で借りられますよ!
また目的がローンの内容と合致していれば、審査にも通りやすくなります。
新築やリフォーム資金を借りられる住宅ローン
家を建てたり、リフォームしたりする時、多くの人が利用する住宅ローン。
国土交通省が実施した民間住宅ローンの実態に関する調査結果を見ると、住宅ローンの新規貸付額は銀行が9割以上を占める結果となっています。
住宅ローンを借りる時は、銀行へ申し込みを行い、仮審査を受けなければいけません。
住宅ローンは借りる金額が大きい分、慎重に選ばないと審査に落ちてしまいます。
また自分がいくらまで借りられるのか、事前にシミュレーションをしておくことが大切です。
車の購入時に借りられるマイカーローン
車の購入時に利用できるのがマイカーローンです。マイカーローンは車だけでなく、バイクも対象となります。
車やバイクを購入するとディーラーが提携するローン会社を紹介されますが、銀行で借り換えをすると低金利で借りられるメリットがあります。
トヨタ系のディーラーローンの場合、金利は最大7.8%。愛知銀行で借り換えしたとすると、金利3.4%と大幅に金利を下げられます。
また銀行系のマイカーローンでは、口座を持っていたり、支払いを銀行口座の引き落としにすると、さらに金利の引き下げを受けられるのがメリットです。
クレジットカードのキャッシングを使ったお金の借り方

銀行と同じく誰でも利用できるのが、クレジットカードのキャッシングです。クレジットカードには、買い物で利用できる「ショッピング枠」と現金を借りられる「キャッシング枠」があります。
キャッシング枠が付帯しているクレジットカードを持っていれば、今すぐにでもお金を借りられるわけです。
クレジットカードのキャッシングで借りるメリットは次の2つ。
- 銀行カードローンと比較すると審査に通りやすい
- 海外でもキャッシングできる
銀行カードローンより審査に通りやすい
返済能力を重視する銀行カードローンと比較すると、クレジットカードは審査に通りやすい傾向にあります。
特に楽天カードやイオンカードといった流通系に属するクレジットカードは、カードの利用履歴を重視している傾向です。
もともとクレジットカードを持っていてすでに信頼が出来上がっている場合や、提携サービスをよく利用していれば、それだけで審査に優遇してもらえることもあります。
海外でもキャッシングできる
クレジットカードならではの特徴が、海外でもキャッシングできる点です。海外キャッシングに対応しているクレジットカードであれば、海外の提携ATMを使って現地でお金を借りられます。
銀行のカードローンは、日本でお金を借りなければいけない場合が多く、海外では利用できないものも。
海外でのトラブルで急にお金が必要になった場合や、現地の通貨が必要なのに持ち合わせのない時に使えて非常に便利です。
即日お金を借りたい人におすすめ!消費者金融でのお金の借り方

今日中にお金をどうしても借りたい人は、消費者金融でお金を借りましょう。銀行やクレジットカードを使った借り方は、どうしても即日に対応しておらず、借りるまでに最短でも3日はかかってしまいます。
今存在するお金の借り方で、誰でも即日借りられる方法は消費者金融しかありません。
ドラマや映画の影響で、消費者金融=闇金のイメージがある人も多いですが、平成18年に策定された「貸金業法」により、無理な取り立てや法外な金利は違法となっています。
レイクALSAやアコムといった大手消費者金融を利用すれば、闇金のような怖い思いをすることはありません。
現に、レイクALSAなら新生銀行グループ、アコムなら三菱フィナンシャル・グループと、大手の銀行が親会社になっている金融機関も多いのです。
とはいえ消費者金融で借りるのに対して敏感になる人もいるはず。消費者金融でのお金の借り方をわかりやすくまとめました。
消費者金融でお金を借りる流れ
消費者金融での借り方は次のような流れになっています。
- 金融機関を選ぶ
- 申し込み
- 審査
- 借入
順を追って説明していきましょう。
お金を借りる金融機関を選ぶ
消費者金融でお金を借りるとき、まずはどこでお金を借りるか選ばなければいけません。
今ある大手消費者金融は以下の5つ。どれを選んでも大きく変わりはありませんが、それぞれの特徴を押さえておくと、より自分に合った金融機関を選べます。
消費者金融 | 特徴 |
---|---|
プロミス | ・上限金利が大手で唯一17.8% ・無利息期間が契約直後でなく、借入後から発生する |
レイクALSA | ・新生銀行グループの安心感 ・無利息期間が60日と最長 ・5万円までの借入なら180日間無利息 |
SMBCモビット | ・唯一在籍確認なしでお金を借りられる ・三井住友銀行にあるATMで手続きできる |
アコム | ・利用者数が大手で最も多い ・三菱フィナンシャルグループの安心感 |
アイフル | ・100万円までの借入で低金利になるサービスがある |
消費者金融へ申し込みをする
借りたい金融機関が決まったら、申し込みを行います。郵送や電話、店頭窓口など複数の方法がありますが、中でもネットから申し込むのが最も手軽で早い方法です。
またネットから申し込めば、無利息サービスを受けられるメリットもあります。
ネット申し込みで聞かれる項目は次のような内容。
・住所
・勤務先
・年収
・他社借入状況
など
審査を受ける
消費者金融への申し込みが完了すると、すぐに審査が始まります。大手消費者金融では、すべての会社で審査が最短30分で完了。審査結果はメールもしくは電話で通知されます。
消費者金融の審査で欠かせないのが、職場への在籍確認です。本人が本当に会社に属しているか、安定した収入があるかを調査する目的で行われ、在籍確認が取れないと審査落ちの原因となります。
会社にバレたくないと考える人も多いですが、大手消費者金融では会社名を名乗って電話してくることはありません。
ほとんどが「◯◯様はいらっしゃいますか?」といった内容となっているため、在籍確認に対して過度に不安になる必要はないでしょう。
それでも、どうしても在籍確認を避けたい場合は、唯一会社への電話連絡がない「SMBCモビット」を選ぶのがおすすめです。
お金を借りる
消費者金融では、審査に通ったその時点からお金を借りられます。コンビニや銀行ATMはもちろん、アコムの自動契約機(むじんくん)などでもお金を引き出せます。
スマホアプリで借入できるプロミスやレイクALSAでは、スマホ1台あればコンビニATMですぐに借入可能です。
ローンカードが手元になくても借りられるのは、消費者金融ならではのメリット。今すぐお金が欲しい人の味方といえます。
ここまでは安定した収入があれば誰でも利用できる借り方です。学生や無職など定職に就いていない人のための方法も合わせて紹介します。
お金の借り方を学生向けに紹介

今まで紹介した内容は、20歳以上が対象となっており、未成年は利用できない借り方です。
学生であっても20歳以上でアルバイトなどで収入がある場合は利用できますが、それ以外は申し込みすら受け付けてもらえないでしょう。
未成年の学生や、安定した収入のない学生は、学生ローンを利用した借り方があります。
未成年でも借りられる!学生ローンの借り方
学生のみを対象としている学生ローンでは、18~19歳の未成年でも借りられるところが多いです。
学生ローンが有名なカレッヂでは、公式サイトに以下のように記載されています。
Q.未成年でも借りられますか?
A.高卒以上の学生さんであれば、限度額10万円の範囲内となりますが、お申し込み頂けます。(要審査)
引用:ご質問FAQ・ご融資について | 学生ローンのカレッヂ
限度額に制限があるものの、高卒以上であればお金を借りられる唯一の方法です。
未成年だからといって金利で優遇されないため、返済計画をきっちり立てるようにしましょう。
無職でも使えるお金の借り方は?
銀行や消費者金融でお金を借りる時は、返済能力を審査されるため、無職の人は審査落ちする可能性が高いです。
だからといって無職の人がお金を借りる方法はないのかというと、そういうわけではありません。
無職やニートの場合、以下の方法を使えばお金を借りられる可能性があります。
- 国の制度を利用する
- 有担保の貸付を利用する
働けない理由があって無職状態の人は、国の公的融資を利用できます。無職だけでなく、低収入により金融機関での借入ができない人も対象となるため、金融機関の審査に落ちて借りられなかった人も利用できる方法です。
また契約や物品など担保になるものがあれば利用できる借り方もあります。
国の公的融資を利用する借り方
お金の借り方で意外と知られていないのが、国の公的融資制度です。公的融資は低金利で借りられるメリットがある反面、限度額が低かったり、借りる用途に制限があるものもあります。
個人でお金を借りたい場合、「生活福祉資金貸付制度」を利用できます。
生活福祉資金貸付制度は、「低所得者」「障害者」「高齢者」を対象に生活費や住居にかかる資金を貸付する制度で、無職でも利用可能です。
生活福祉資金貸付制度は、利用用途に応じて費用の名目がわけられており、生活費として利用できるのが「総合支援資金」と「緊急小口資金」になります。
特に緊急でお金が必要な場合は「緊急小口資金」に申請すれば、最短5日でお金を借りられます。
公的融資の借り方の流れは次のとおりです。
- 各自治体の社会福祉協議会へ相談・申請
- 審査を受ける
- 借用書への記入
- 貸付金交付
国の制度とはいえ、取り扱っているのは各自治体の社会福祉協議会となります。自分が住んでいる市区町村の社会福祉協議会へ相談にいきましょう。
社会福祉協議会は単独で事務所がある地域もあれば、市役所に併設している地域もあります。
税金が資金となっているだけあって、貸付に問題がないか慎重に審査が行われます。
緊急小口資金の場合は5日ほどで審査が完了するものの、総合支援資金やその他の公的融資の場合は借りるまでに1ヶ月ほどかかると思っておきましょう。
また無職でも借りられるとはいえ、返済が難しいほど生活に困窮している場合は、生活保護を進められることもあります。
生命保険の契約者貸付を使った借り方

現在生命保険に加入している人は、生命保険の契約を担保にした借り方を利用できます。
「契約者貸付」と呼ばれる制度で、対象となるのは解約返戻金がある契約をしている人です。
・死亡保険
・養老保険
・学資保険
など
いわゆる「貯蓄型」と呼ばれる契約が対象です。これらの契約は保険金が支払われなかった際、契約満期時もしくは解約時に解約返戻金としてお金が戻ってきます。
その解約返戻金を前借りする形でお金を借りるのが契約者貸付の仕組みです。
上記の生命保険に加入していれば誰でも利用できるわけでなく、生命保険会社によっては以下のように契約者貸付の取り扱いがない保険会社もあるので注意しましょう。
Q.貸付制度はありますか?【ID:2033】
A.「契約者貸付制度」は取り扱っておりません。
また、「保険料自動振替貸付制度」も取り扱っておりません。
引用:よくあるご質問|楽天生命保険【公式サイト】
自身が契約している保険会社と契約内容で、契約者貸付が利用できるとわかったら、ネットもしくは保険の担当者に直接申請を行います。
契約者貸付は有担保である分、審査がないため、平均3~5日程度で口座にお金を振り込んでもらえます。
ゆうちょ銀行の自動貸付で借りる

同じく有担保の借り方がゆうちょ銀行の自動貸付です。自動貸付は銀行で契約している定額貯金(定期貯金)を担保にお金を借りられます。
自動貸付というだけあって、預金通帳からお金を引き出し、残高がない状態になると定額貯金(定期貯金)から自動でお金が引き出されます。
ゆうちょ銀行の自動貸付はメリットが多い借り方なので、定額貯金(定期貯金)を行っている人には非常におすすめです。
自動貸付のメリット
- 超低金利でお金を借りられる
- 返済期間が2年と長い
超低金利でお金を借りられる
ゆうちょ銀行の自動貸付にかかる金利は以下のとおり。
定額貯金を担保とする場合:0.251%
定期貯金を担保とする場合:0.501%
金利が1%以下とどの借り方よりも低い金利でお金を借りられます。
50万円を2年かけて返済したとしても、利息はたったの2,510円。銀行のカードローンと比較すると14万円以上の差となります。
三菱UFJ銀行にも「マイカードプラス」と呼ばれる自動貸付がありますが、年率14.6%で限度額30万円と少々使い勝手が悪いデメリットも。
自動貸付の中でもゆうちょ銀行は特に好条件の借り方であるとわかります。
返済期間が2年と長い
自動貸付は返済期間が2年設けられており、消費者金融や銀行のように毎月返済する必要がありません。
2年以内であればいつ返しても良いため、今手持ちがなくても利用できる借り方です。
ただし完済までの期間が長くなるほど利息はかかります。
また返済期間の2年を超えた場合、担保となる定額貯金(定期貯金)は強制的に解約されてしまうため注意が必要です。
質屋でのお金の借り方
契約や貯金がなくても、物品を担保にお金を借りられるのが、質屋を使った借り方です。
質屋はブランド品や宝石を査定し、査定額に応じてお金を借りられます。
つまり質入れできそうなブランド品や宝石を持っている人であれば、誰でも利用できる借り方です。
最近ではブランド品以外にもスマートフォンやパソコン、デジタルカメラなども買取の対象となっています。
質屋のメリットは、借りたお金を返済すると預けた物品が戻ってくる点です。質屋での質入れは何度でもできるため、ちょっとしたお金が必要な時に使える借り方でもあります。
借り方の流れは簡単で、質屋に直接出向き、査定してもらえるだけでお金を借りられます。査定のみで借りられるため、借りるまでのスピードが15~30分程度と短いのもメリットです。
親や友達から借りたいときのお金の借り方をレクチャー

どの方法を使ってもお金を借りられない場合は、親や友達を頼る借り方が最終手段として挙げられます。
審査や担保がいらないため、手軽に利用できる借り方ではありますが、返済できないとトラブルに繋がるため注意が必要です。
親や友達からお金を借りる際は、以下のポイントをおさえましょう。
- 返済計画を伝える
- 借用書を作成する
知人からお金を借りるときに重要なのは、いかに信頼してもらえるかです。自分が逆の立場になった時に、お金を貸しても大丈夫と思える行動を取ることが重要です。
返済計画を伝える
銀行や消費者金融のように毎月確実に返済しなければいけない約束がない分、返済計画は自分できっちりと伝えておく必要があります。
借りる金額にもよりますが、できれば口頭でなく書面など手元に残る形で作成しておくのがおすすめ。
毎月いくらずつ返済し、いつまでには完済できるといった旨を、相手に見える形で残しておきましょう。
また「返した・返していない」といったトラブルを防ぐため、毎月返済した記録を残しておくのも重要です。
通帳に記帳したり、スマホアプリで記録を残しておくと良いでしょう。
借用書を作成する
知人間とはいえ、トラブルを避けるためには借用書を作成しておくのがおすすめです。借用書はいざという時に公的な書類としても使えるため、相手だけでなく自分にとってもメリットのある書類になります。
借用書を書くときは、以下の項目を記載します。
・相手の個人情報
・借りた日付
・借りた金額
・完済予定の期日
自分と相手の分を作成し、お互いに押印して保管しておくようにしましょう。
失敗しないために上手なお金の借り方をしよう
あらゆるお金の借り方を紹介しましたが、いずれもきちんと利用すれば自分たちを助けてくれる方法です。
本記事で紹介したお金の借り方をおさらいしてみましょう。
- 安定した収入がある人は「銀行カードローン」
- お金を借りる目的がある人は「銀行の目的別ローン」
- 海外での利用予定がある人は「クレジットカードのキャッシング」
- 即日お金を借りたい人は「消費者金融」
- 未成年でも借りられるのは「学生ローン」
- 無職が使える制度は「国の公的融資制度」か「有担保の借り方」
- 知人からお金を借りるときは「返済計画」と「借用書」を提示する
上手にお金を借りるには、自分に合った借り方を利用しなければいけません。
たとえお金に困っていたとしても、闇金や個人間融資といった借り方はNG。自分の身を滅ぼすきっかけとなってしまいます。
本記事で紹介した借り方を元に、上手なお金の借り方を見つけてみてくださいね。